2006年4月 1日 (土)

しし座R

しし座R星が明るくなってきた。ミラ型変光星のひとつで、312日の周期、約11等星から約5等星(記録上では最大4.4等星というのがある)までの明るさで変光している。

この星、尊敬するレスリー・ペルチャーが変光星観測をするきっかけとなった星。「星の来る夜、Starlight Nights」に、その時の記述があるので一部引用してみよう。

・・・私はだんだんとやる気を失っていった。しかし、ついに、1918年の3月1日、風をよけるために家の北東の角にすえつけた望遠鏡で、しし座Rをとらえたのである。私は望遠鏡を4等級のしし座オミクロン星に向け、それを基点として周辺の領域を捜索し始めた。幸せなことに約1分後、オミクロン星の北東へ、望遠鏡の視野ひとつ分ほど離れた所で小さな三角形を形作る星を見つけた。私の最初の変光星しし座R星は、星図に厳密に記されているように三角形のひとつの角の星をなしているのだ。 ・・・次の夜からは、比較的簡単に他の変光星を見つけることができた。それ以来3月1日が来るたびに、空さえ澄んでいれば、しし座R星と私の最初の出会いを思い出しながら互いに明るさを測りあうのである。

初心忘れるべからず・・・、と言ったところでしょうか。

20060331rleo2 写真(3/31)では、中央の「へ」の字を立てたような3つの星ならび(おひつじ座に似ている!)のうち、一番下の赤い星がR星。ひとつ上の隣りの星は、写真では色が飛んでいますが青白い星で、眼視ではR星の赤と見事な色対比として見ることができます。

右下隅の明るい星は、ペルチャーが記述しているオミクロン星。

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2006年2月14日 (火)

21年目の出会い

満月だった昨日、反復新星の“へびつかい座RS星”が増光した報が届いた。

このRS星、1898年に初めて観測されてから、間隔に長短はあるが平均23年ごと、突然一夜のうちに11等星から4等星まで明るくなる。今回は1985年以来21年ぶりのことだ

思いおこすと、前回は学生時代に変光星を見始めた時期だった。その時は、一度も観測することなく元の明るさに戻ってしまrs_oph った。

今朝5時30分、変光星図を片手に、12倍60ミリ双眼鏡でこのRS星を捉えた!

明るさ5.1等と目測。

21年前に見逃した星に、やっと出会えることができた・・・

画像は、Sky & Telescopeのサイトに紹介された星図より引用

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